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執筆者の写真はるな

母の日礼拝

2024.5.12

「父なる神の・・・」

旧約聖書 イザヤ書49:13~20

春名牧師

 

「私の目にはあなた方は高価で尊い」と聖書に記されている通り、私たち人間は価値があるのです。天地創造の神が人間を造られたのだから私たちには価値があります。

ゴッホは祖父、父共に牧師であり、彼もまた牧師になりたいと思っていました。伝道者として経験を積んでいた頃、ストライキが起こりその活動に参加していました。その事によって伝道者としての立場を失いましたが、二番目の夢である画家になりました。

神様には私たちはどのように見えているのでしょうか。イエス様を信じた私たちは信仰によってアブラハムの子孫になりました。人間がどんなに知能的に進歩したとしても神様には乳飲み子のように見える、と言われました。地球は宇宙の中で保育器のようなものです。人間が生きていくために必要なものが全部この地球に備わっているのです。聖書はその宇宙を造られた創造主なる神がおられると言っています。それ故に宇宙は正しい秩序、正しい状況で保たれているのです。私たち人間は創造主なる神様の御手の中にある時、初めて生きていけるのです。

私たちは神様に子どものようにわがままを言うことがあります。それでも神様は私たちを愛してくださっていることを経験することで本当の意味での信仰の成長があります。

「母親が自分の乳飲み子を愛するように神様は私たちを愛してくださる」と今日の聖書個所に書かれています。イスラエルの民が神様に対して不信仰になってしまって、こんなに苦しい目に合っているのは神様が我々を見捨てたに違いない、と思った時に、神様は語られました。「たとえ女たちが忘れても、この私はあなたを忘れない」と。私たちはこの神様のお言葉を、聖書の御言葉を額面通り受け止めて良いのです。そういえる理由は二つあります。


1 神様の言葉の真実さ

神様の言葉は真実です。神様の言葉が必ずそうなってきたという予言の成就を通して知ることが出来ます。預言者イザヤ(紀元前700年頃)はそれから百数十年後に起こることをここに予言していました。神様の言葉は必ず成就します。ですから神様が私たちを愛してくださっている言葉も真実なのです。


2 神様の愛を信じたいという事

掌に何かを刻んでおけば決して忘れることはありません。イエス・キリストは私たちの罪のために十字架の上で釘付けにされました。これは十字架の上で示された私たちに対する愛を表しています。キリストは3日目に甦り天に帰って行かれましたが、今でもキリストの御体には私たちの代わりに死なれた十字架での傷跡が残っています。それは私たちを愛しているという神の印です。

 

全てのお母さん、お父さんがご自身のお子さんを愛してほしいと思いますし、全ての人が私たちを愛してくださっている神様の愛を本当に信じることが出来る、感じることが出来る、そんな母の日になってほしいなと思います。

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