023.5.21 「イエスの手に渡す時」
新約聖書ルカ9:10~17 春名牧師
5つのパンと2匹の魚という聖書の中でもとても有名なお話です。 イエス様のお話を聞きたいと約5000人を超える人々が押し寄せていて、日が暮れ始めた頃に弟子 たちは人々が泊まる場所や食べる物について心配を始めました。話を聞きに来ていた男の子が5つ のパンと2匹の魚をお弁当に持って来ていて、それだけしか食べ物がなかったのです。イエス様は それを取り祝福し群衆に配り、人々は皆十分にお腹いっぱい食べたのでした。
1、奇跡のいろいろな説明
この奇跡に関して学者の方々は、 日が暮れる夕方や暗闇で起きた出来事で、皆はよく周りが見えなくて、イエス様があらかじめ準 備していた食物を出して人々に渡したのではないかとか、 大人達にも実は食べ物を持ってきている人がいて、それを差し出してもらい、皆で分け合って食べ たのではないか、など 奇跡ではなく、持っているものを皆で分かち合いましょうという例え話なんだ、と主張される人 もいます。
しかし、本当にそうでしょうか?
2. この奇跡の目的
弟子たちの信仰の訓練が目的でした。 子供のお弁当を見つけて持ってきたのは弟子のアンデレでした。約5000人を前にこの少ないお弁 当でもイエス様ならどうにかしてくれると思ったのでしょう。これこそ信仰の一歩です! 私たちは頭で考えて不可能ではないかと思い、人の常識の世界へと戻ってしまうのです。
3.この奇跡の教訓 弟子たちは子供のお弁当しかないことに注目しましたが、約5000人とイエス様を見るべきでし た。イエス様はすべてを持っているお方です。子供のお弁当は奇跡のために特別に作られたもので はありません。神様の奇跡には特別なものは必要ありません。 私たちの日常生活を主の御手に委ねると祝福してくださります。驚くことが起きるのです! 私たちも日々悩みや困難苦難があります。問題の大きさと自分を比べるのではなく、問題と奇跡 の主を比べたい。
主の手に渡すとき、主が必ず祝福してくださります。
このサイトにたどり着いたのは神様のお導きですね。
神様の奇跡を信じます。
アーメン