2023.11.12 「私を生かしてください」
旧約聖書 詩篇119:153~160 春名牧師
神様は敵対している人にも、無関心な者にも「恵み」を与えて下さり、恵みを持って今日も導いて くださっています。 この聖書箇所に「私を生かしてください」と三度出てきますが、言い換えると私を元気付けてく ださい、私を生き生きとさせてください、わたしの魂が活力を持って元気に生きることができる 様にしてください、などと言えます。
一つ目の「私を生かしてください」 の直前に「みことばにしたがって」とあります。最初の言葉に全てのメッセージが込められるの で、最初の言葉こそ非常に重要です。
聖書最初の言葉、創世記1:1
「初めに、神が天と地を創造した。」 この言葉に聖書全体の言葉が要約されています。全てを造られた創造主、神がおられるという重 要なメッセージなのです。
1.神の御言葉に従って生きる
神に対する反抗的態度それは、
1神でないものを神として拝むこと
一般的に偶像礼拝のことをいいます。 私たちが生きて行く中で必要な太陽、月、空気、水、あらゆる産物を生み出す大地、そういうも のを礼拝の対象としてしまっています。また亡くなった方、狐や犬などの動物、ありとあらゆるも のを拝んでしまっています。 神様が造られたもの全ては素晴らしいもので、拝みたくなる気持ちも分かります。しかしこれら は全て神様からのプレゼントです。大事なことは、そのプレゼントに目を留めるのではなく、そ のプレゼントを与えてくださっている神様に目を留めるべきなのです。 人間を造られたのは神であり、人間が作ったものは神ではなく人を救う力はありません。本当に 信頼すべきお方は創造主である神様です。
2無神論という考え 神なんていない、自分の力で人生を生きていくという考えで、自分が自分の人生のボスになるので す。そういう人たちが集まると争いがおき、殺人、窃盗、詐欺...全ての犯罪には同じ根っこがあ るのかもしれません。 この世界には私たちを造られて、私たちを愛してくださっている神様がおられます。 この詩篇の作者は、「大前提であるみことばを理解させてください。神のみことばに従って生き る時に私の魂が生きるのです」と言っています。
2.神の定めに従って生きる アダムとエバが罪を犯した結果、人間と神との関係が壊れて、それを贖うためにイエスキリスト救 い主をこの世界に送ってくださりました。贖うとは犠牲を払い元の関係に戻すということです。 私たちはイエスキリストによって、もう一度神様と正しい関係を修復させることができるのです。
神様と和解して共に歩むということ、これが神のご計画であり、全ての人が救われることを神は 望んでいます。 天の神様も私たちと和解したいと、手を伸ばしてくださっています。和解に必要な贖いは全て神様 が用意してくださっています。私たちはただただ「ありがとう」と受け取るだけでいいのです。 「あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛ゆえに、罪過の中に死んでいた この私たちをキリストとともに生かし、あなたかがたが救われたのは、ただ恵みによるのです。 エペソ2:4~5」 私たちが救われるのはただ神の恵みによるのです。神があらゆる恵みを準備して与えてくださって います。
3.神の恵みによって生きる 信仰とは信頼という言葉に置き換えて考えることができます。神様がしてくださったことを全て疑 いながらではなく信頼して受け取るだけです。この様な態度が最も神に喜ばれるのです。 神様のことばに信頼して従うことによって、私たちの魂はいきいきと生き始めます。あなたの言葉 に従います、和解を受け入れます、信頼しますという態度で日々を生きることで、キラキラ輝く人 生に変えられます。
この一週間もそのように歩んでいけますように
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