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執筆者の写真はるな

2024.6.2 説教要約

2024.6.2

「置き配じゃなく受け取りなさい」

新約聖書ルカ11:5~13

春名牧師

 

 神様は私たちの祈りを聞いてくださるお方です。私たちがしつこく祈るから聞いてくださる、そんなお方ではありません。


1 私たちの祈りを待っておられる神

この聖書個所では、旅人をもてなすためにパンを貸してくれ、と友人が深夜に家へやってきた場面が書かれています。もちろん断るのですが、当時のユダヤ人の間では真夜中であろうとあなたの隣人や友人が何かを要求したら拒むな!という文化がありました。従来解釈されていた、あくまで頼み続ける、という意味ではなく、「あなたが恥をかかないために、起きて必要なものを与えてくれるであろう」と訳すことが出来ると思います。神様は聞きたくないから、私たちはしつこく頼むことで願いを聞いてもらえる、、、というわけではないのです。神は祈りを聞いてくださるお方です。


2 私たちの求めに応じてくださる神

ダニエルがある時、断食をして祈ります。そして3週間後にその祈りの答えを手にします。

その個所を読むと人々は「やっぱり祈って何かの答えをもらうためには断食をして3週間も祈らなければ答えがもらえない」と誤解する人がたくさんいます。

  神様はダニエルに言いました。「お前の祈りは最初の日にもう聞いていたんだよ」と。神様は私たちが祈ったその日に答えを用意してくださっています。神様は私たちが祈るのを待っておられます。求めなさい、探しなさい、そうすれば見つかります。叩きなさい、そうすれば開かれます。

  聖書には、神様は私たちが祈る前から私たちの必要をご存知だと記されています。それならば、私たちが祈る必要はないのではないか、という疑問を持たれる方もいらっしゃいます。

  もし私たちが願わずに与えられる人生であるならば、私たちはそれを「ラッキーだ」と受け止めて感謝しないでしょう。私たちが必死に祈り求め、頼んだ以上のことが与えられた時、はっきりとこれは祈りの答えだと分かるのです。私たちが求めた以上のものをお与えくださる神様です。


3 聖霊(祈りの霊)をくださる神

子どもが魚を求めたとき、その父が蛇を与えるようなことはしません。

私たち人間は不完全な者ですが、自分の子どもには良いものを与えようとします。とすれば、天のお父様に求める人たちに、天の父はどうして良いものをくださらないことがありましょう。

聖書では良いものは聖霊だとされています。聖霊の一つの大きな働きは「私たちに祈りを与えてくださる霊」なのです。

天の蔵には私たちのために用意されている祝福が山積みにされているのに、求めないために、自分のものだと知らないために、そこに積み残されている祝福があるのではないでしょうか。

私たちに恥をかかさないために神様は祈りを聞いてくださる方なのだから

「求めよ!」それが今日のメッセージです。信仰歴の長さは関係ありません。誰であっても求める者は受け、探すものは見つけだし、叩くものは開かれます。

 

 神様は皆さんの祈りを聞きたいと願っておられます。皆さんは何を祈り求めますか。

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