2024.4.7
「永遠の命を伝えます」
新約聖書 Ⅰヨハネ1:1~4
春名牧師
聖書は「永遠の命」について伝えています。永遠の命とは、イエス・キリストのことです。
1 命の言葉
この永遠のいのちは実際に存在していました。ヨハネは「いのちのことば」を伝えたかったのです。ユダヤ人にとって「言葉」とは天地を創造する神の知恵と力を表すものであり
「いのちのことば」は神を啓示するために神の人格として現れた方であるという意味です。
神の思い、神のいのちとはイエス・キリストであり、初めから御父と共にあり、人となって現れた方なのです。
ヨハネはキリストの弟子として歩みました。イエス様の生きざま、死にざまを間近で見て、触れて、十字架の死から復活されたイエス様と出会い実際に確かめることで、この方こそ
「いのちのことば、永遠のいのち」であると確信したのです。私たちの罪は完全に贖われ、イエス様を信じる者に聖書が約束しているように永遠の命が与えられました。神との交わりが与えられたのです。イエス様が語られる一つ一つの言葉によって私たちは生かされており、信頼することで全てを委ねて歩むことが出来るのです。
2 イエス・キリストとの交わり
聖書が教える「交わり」とは共通のものを所有すること、分かち合うことです。
ヨハネが言っているのは「イエス・キリストの命」の共有であり、神との交わりに入れていただくことで、この交わりが広がりクリスチャン同士の共有関係へと発展していきます。
喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣く、このような喜びも悲しみも分かち合う具体的な行動となっていきます。誰と出会い、どんな交わりを持つかによって私たちの人生は大きく左右されます。その究極の出会いと交わりがイエス・キリストなのです。この出会いは決してあなたを失望させることはありません。この方との交わりを通して愛とは何であるかを知り、その愛によって神様に愛されていることを知り神の愛に生きることが出来るようになったのです。
3 喜びが満ちあふれるために
皆さんにとって喜びは何でしょうか。ヨハネにとって最高の喜びは、私たち一人一人が御父および御子イエス・キリストとの交わりに生きる姿を見ることでした。
イエス様のことをもっと知りたいと求霊の思いを持つ者が与えられていることも喜びです。ヨハネだけではなく私たちも、救われていく人がキリストとの交わりの中に入れられ健全に成長する姿を見て喜ぶ者でありたいと思います。
ヨハネがこの永遠の命を伝えたように、私たちもじっと見てじっと聞いてきたこの永遠のいのち、イエス・キリストを伝えていきましょう。そしていのちの言葉とキリストの交わりの中で喜びに満ちあふれる生き方と一週間になりますように。
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