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執筆者の写真はるな

2024.3.17日曜礼拝

2024.3.17

「蜜より甘い言葉」

旧約聖書 詩編119:97~104

 

 ノーベル賞が制定されてから今日まで約800人が受賞されていてその内の20%はユダヤ人です。ユダヤ人の世界の人口に占める割合は0.2%。何故ユダヤ人はこんなに優秀なのでしょうか。

1 ユダヤ人の教育法

御言葉を暗唱するというテフィリン教育法がその理由だと言われています。御言葉を覚えてそれを告白する度、その御言葉の影響が人の人格、品性、脳に豊かな影響力を与えていると考えられています。近年、胎教の有効性も言われ始めていますがユダヤ人は何千年もの前から行っています。聖書の御言葉を1日3回お腹の赤ちゃんに語りかけます。そして生後2歳頃までハトラー教育という、御言葉が刺繍された布で赤ちゃんを包み、授乳しながら御言葉を語りかけながら育児をしていきます。その後、3歳頃になるとヘブライ語の教育が始まります。ヘブライ語の形のクッキーを焼き、その文字が分かれば食べられるというように子供が飽きないよう工夫し言葉を覚えさせていきます。自分で聖書を読めるようになると13歳まで本格的なテフィリン教育、つまり「御言葉を覚えさせる」教育が始まります。特に旧約聖書のモーセ5書、その中の約6000の箇所選んで覚えていきます。徹底的に暗唱していくことで御言葉の精神が心に宿っていき子供たちの品性や人格や脳を刺激していきます。そしてバルミツバというイスラエルの嘆きの壁前で13歳の男の子は成人式を迎えます。その場所で、覚えた聖書の御言葉を暗唱して見せることで社会の一員として迎えられます。14歳から18歳ではタルムード教育という聖書の教えを具体的に日常生活の中でどのように実行していくかを学んでいきます。

 ユダヤ人が今日も優れた民族だと評価されている最大の理由は、幼い頃からのこのような教育があり神様の言葉が人格、品性、脳に大きな刺激を与えているからなのです。

2 御言葉は賢くする

神様の言葉は変わることがありません。聖書の内容が訂正、変更されたことは一度もありません。この世に知恵のある人は沢山いるかもしれない。しかし例え愚かな人でも神様の言葉に導かれると、それは賢い人よりも遥かに賢い選択ができるということをパウロは言っています。

3 御言葉は正しい道へと導く

神様の言葉に導かれていると、人として正しい道を知っていて、間違った選択をすることがありません。子供の頃からテフィリン教育受けてきたら心の中に神様の言葉が根付いていて間違った道へ行くことは無いと言い切ることができます。子供たちの自立や成長に最も大切な、人生の基盤となる正しい価値観や倫理観や宗教心を与えないと、将来惨めな人生を送ることになります。

 私たちの心の中にはどんな言葉が響いているでしょうか?

最近子どもの犯罪が増えています。人を簡単に傷つけたり、いじめたり、盗んだり、殺したりするのは何故でしょうか?心の中に人を傷つけたり殺してはならないという言葉が響いていないからです。心の中に響く声しか犯罪を抑制する力はありません。大人も同じです。子供の頃から聖書の言葉を聞き続けた子どもと、そうでない子どもとは全く違う人生を歩むことになります。「どんなにか私は、あなたのみおしえを愛しているでしょう」心の中に響いていますか?「私の目にはあなたは高価で尊い」と響いていますか?神様は私を愛してくださっています。子供たちの心の中にそういう声が絶えず響くような教育を与える必要があると思います。

皆さん、どんな声が響いています

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